銀行では外貨預金だけでなく、投資信託が販売され、証券会社では、外債だけでなく、外貨建ての投資信託の取扱が増加するものと予想されます。
外貨預金とは、外国通貨建ての預金を言います。
円以外の通貨で行なう銀行預金のことです。
円をドルに替えてドル建てで預金すれば、「ドル預金」になりますね。
正確には、海外で外国人が保有している円預金も外貨預金ということになりますが、ここでは円以外の通貨による預金と考えてください。
世界の国々は、各国固有の通貨を持っています。
アメリカではドル、イギリスではポンド、ドイツではマルク、フランスではフランというように。
アジアの国々を例にとると、タイではバーツ、インドネシアではルピア、中国では元が、それぞれの国の通貨です。
円以外の外貨で預金をするには、まず保有している円を外貨に替えて、その外貨を預金することになります(例外的に、海外の企業や個人との取引の対価を現地通貨で受け取り、預金する場合もあります)。
円を外貨に替えるには、まず外国為替を取り扱っている銀行で外貨を買う必要があります。
海外旅行に出かける前に銀行で円をドルなどに交換するのと同じ行為です。
この交換した外貨をそのまま銀行に預金するのが、外貨預金というわけです。
円と外貨を交換する(円で外貨を購入する)際の交換比率の基準となるのが外国為替レートです。
外貨を購入するときは、そのつど手数料がかかります。
外貨預金をするときには、この手数料を含めたレートが重要なポイントになります。
たとえば1ドル140円のときにドルを買って預金するより、1ドル110円のときのほうが資金は少なくてすみますね。
外貨預金は、国内同様、いつでも引き出すことのできる「普通預金」と、一定期間預け入れることを条件に高い金利のつく「定期預金」の2種類に大きく分類されます。
外貨の「定期預金」は、基本的には国内で銀行が受け入れている円の定期預金と同じ仕組みです。
ところで、Cティバンク以外の銀行で外貨の「普通預金」を扱い始めたのは最近のことです。
なぜ国内の銀行は、外貨の「定期預金」のみを扱ってきたのでしょうか。
銀行は受け入れた預金を貸出しなどで運用することによって利益を得ています。
外貨の場合も同じです。
受け入れた外貨預金はその通貨で運用されます。
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